出発のぎりぎりまで・・・
京都の石窯研究会、竹下晃朗先生のパン焼き最終日です。
朝一番で石窯でのパン焼きの要
「天井と窯床の温度」を調べるセンサーを点検、
修理調整しました。
石窯の屋根に刺さっていたセンサーをはずし
耐熱煉瓦の隙間から石窯の中に通して天井に設置しました。
これで炉内の正確な温度が分かる様になりました。
出来は写真のようで
まだまだですが、味はずいぶん良くなりました。
本当に麦の味そのまま
おにぎりのようなパンです。
竹下晃朗先生は飛行機の時間まで
ご自身の持てるものを、惜しみなく与えてくださいました。
オーストラリアで生まれ
少年時代に味わったパンの味を追い求めて50年。
工夫に工夫をかさねて生まれた全粒粉のパン。
先生の生活の中に自然な形でパン焼きがあり
パンの中にそのまま先生の生活があるように思いました。
先生は最後にこんな言葉を下さいました。
「長いことお休みだったパン焼きの石窯に火が入り
石臼も回りだし全粒粉が挽け、
念願であったパンが焼けて大変嬉しく思います。
亡き父が遺された施設が甦って
これからのお働きに御恩窮が豊かにありますようにお祈りしております」
竹下先生 本当に 本当にありがとうございました。
美瑛の丘のおもちゃ屋さん 店長石窯パンブログ