目が覚めると一面の銀世界
雪が降っています。
昨日の小春日和はどこへいってしまったのでしょう!
昨日までの準備が水の泡・・・全身の力がぬけてしまいました。
でも、
かならずこの雪にも意味がある
そう信じて元気を出しましょう(^-^)
今回は初めて「白樺の樹液を味わう」体験をしました。
美瑛の丘の樹液採り名人の教えを請うて
前もって実践し、今回は少し時期は遅いのですが子ども達と楽しみました。
木の説明をしたあと、実際に白樺を観察し、白樺さんにお礼を言って
ドリルで穴を穿ち、そこから滴る樹液を皆でなめてみました。
幹からあふれる樹液に歓声があがり
・・・ん~~味がしないよ。ただの水だよ。との声。
こんどは前もって採取した樹液を沸かして
味わってもらいました。
「ほんのり甘い」「まずい!!」「木の香りがする」
表情をお見せできないのが残念ですが
みんな微妙な顔でした。
午後には12リットルを8時間沸かして作った
メープルシロップならぬバーチシロップを味わってもらうことにしましょう!
今回は雪で麦の種蒔きができそうにないので
室内でアナログゲームでたっぷり遊びました。
その前にフランス生まれのカプラブロックを体験してもらうことにしました。
輪になって橋を作ったり塔を作ったり。
塔作りをはじめた子ども達は
どんどん工夫して、どんどん高く高く伸びて・・・
1200ピースがなくなってしまい、更に300ピースを追加して
何と約5mの高さの天井に届く塔を完成させました!!!
みんな大歓声!
すごい達成感でしたね。
そしてお待ちかね
沸騰させないように8時間以上熱した白樺樹液は
こんなに美しい色のシロップになりました。
実は僕も初めて味わいます。
12リットルで出来上がったシロップはほんのわずか。
みんなで分け合ってペロリ。
「わぁ 甘い!」
「おいしい!」
「さっきとぜんぜん違う!」
子ども達の目が輝きました。本当に驚きの甘さです。
砂糖ともてんさい糖とも違う独特の味です。
よかった
こんな味に出会えて。
これは貴重な「春の味」ですよね (^-^)
なんだか外が明るくなってきたよ
誰かが言いました。
丘の畑からは湯気があがっています。
これは種まきが出来るかもしれない!
奇跡としか思えません
あんなに雪が積もっていたのに、すっかり溶けて
畑の土もしっとり湿って
みんなで麦の種を蒔くことが出来ました。
この麦が大きく育って
麦を収穫できたら、何にしようか。
「いつもパンだからピザがいい」
「うどんがいい」
笑顔がこぼれます。
種を下さる農家さんに感謝です。
しっかり雑草抜きしようね。
がっくりして目覚めた雪の朝でしたが
やっぱり素晴らしい子ども会にしていただけました。
たくさんの人のあたたかな思いと協力で
このすばらしい時間を共有できていること。
子ども達の心にきっと刻まれていることでしょう。。。
美瑛の丘のおもちゃ屋さん 店長美瑛子ども体験日記