夢の釧路川を流れにまかせて・・・
人が立ち入る事が許されていない釧路湿原。
その中を唯一通ることが出来るのはカヌーだけ。
もちろん接岸して上陸する事はできません。
まずは塘路湖を縦断してアレキナイ川へと入ります
ここは水の流れをほとんど感じない穏やかな川。
湿原を思わせる河原に、倒木が覆いかぶさっています。
河原ではエゾシカが悠々と草をはんで
川面でオシドリやマガモの親子が遊んでいます。
やがてアレキナイ川は釧路川へと注ぎ込み
川幅もぐっと広くなります。
右に左に大きく蛇行して流れる釧路川。
湿原の中を滑るようにカヌーは進みます。
おおっ あれはオジロワシ!!
天然記念物に分類されています。
遠くからでも大きいことが分かるなぁ。
親鳥の下に幼鳥がいて、
餌をねだる声が響いています。
沢山の野生動物を見ながら
2時間半のリバーツーリングもあっという間に感じました。
丹頂鶴には会えなかったけど
きっとどこかで僕達を眺めていた事でしょう。
やがてガイドさんのツアーは終了し
前を行く艇は陸に上がりました。
僕らも終了の予定でしたが
本日のキャンプ地である達古武湖のキャンプ場につながるからとの
ガイドさんの勧めで更に支流へ・・・
ところが!
何かのアトラクションではありません!
まるでこれはジャングルの中><
倒木だらけで一艇ギリギリ通れる幅。
高度な操船技術を求められる状況なのに
子ども達は泣き言も言わず真剣にパドリング。
20分奮闘し辛くも通過しました。
しかし目的の達古武湖キャンプ場は湖の対岸・・・
風も強く霧が・・・
遠く対岸の小さな明かりを見つめて
呆然自失の子ども達。
湖面は植物がびっしりと生えカヌーは進みません。
こげばパドルに草が絡みます。
霧が立ち込めサルガッソーの様相・・・
子ども達を励まし
自らも奮い立たせ
一心にキャンプ場を目指しました。
予期せぬ冒険の思い出は
最高の旅行の味付けとなりました。
きっと一生忘れないでしょうね(笑)
美瑛の丘のおもちゃ屋さん 店長釧路川カヌーツーリング