寺内人無く…ただ 雪の梢より 落つる音のみ
2年ぶりの降雪でした。
仕事の区切り目に
ひとり近くの平林寺へ・・・
寺内は人っ子ひとりいなくて
白い雪が、溶けては僕の頭の上に落ちてきます。
しん、とした空気の中を
雪を踏む音だけが妙に響きます。
うまく表現できませんが
まるで東山魁夷の絵のような
重くて・・・清らかな時が流れていて・・・
僕は何を思うでもなく
ただ
静かな 静かな 心持ち・・・
どこからともなく
甘い香りがただよってくるので
見上げると
雪をかぶった蝋梅の花。。。
たった半日だけの
雪の平林寺でいただいた
ちょっと贅沢な1時間
にじのつみき 代表 竹川 陽一