美瑛の丘の心象風景  おもちゃ屋さん日記

美瑛の丘の上にある 小さなおもちゃ屋さんからの物語

試される大地

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藤色の雪の上を

家路につくキタキツネ。

 

 

この冬は小動物をあまり見ませんでした。

毎年やってくるエゾリスたちも

真白なうさぎも

招かざる客の野ねずみたちも。

 

食べるものが少ないのではないかな

朝晩に見かけるキタキツネは豊かな冬毛におおわれて

太っているように見えるけど

夏毛の彼らの体は痩せています。

 

北海道の厳しい冬は

そこに生きるものを容赦なくふるいにかけ

生きる力のないものをふり落としてゆきます。

「試される大地」と何かのキャッチコピーにあったけど

人も動物も植物も

大きな冬を懸命に越えていく

美しくも厳しい大地。

みな歯を食いしばって生きています。

 

 

 

美瑛の丘のおもちゃ屋さん  店長美瑛冬日

 

 

 

美瑛の丘の早春賦

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この時期の美瑛を空から見ると

こんな模様が見られます。

 

畑の雪が早くとけるように

農家さんが様々な工夫をしていらっしゃいますが

これは籾殻を炭にした「薫炭」をスノーモービルで撒いたもの。

 

 

丸かったり

四角かったり

あまりに撒いている畑が広すぎて

その場所に立っていても全体は分からないのですが

こうして空から見ると美しいです。

 

美瑛の丘の早春賦。。。

 

 

 

美瑛の丘のおもちゃ屋さん   店長美瑛春日記

長い冬の思い出

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どんどん雪が溶けて
流れています。
道路の雪もなくなって
走りやすさにほっとします。


雪の下に眠っていたものが顔を出しはじめました。
子ども達と遊んだままのスコップも
冬囲いの途中のバラの樹も
なくなったと思っていた帽子も
みんな長い冬の思い出です。

 


「もう春かな」
バーニーズマウンテンドッグのグレイスも
外でひなたぼっこをしながら言っています。
大きな夕日が作る色も
どことなくかすんだ春の色。

 


今晩は薪ストーブを焚かなくてもよさそうです。

 

 

 

美瑛の丘のおもちゃ屋さん  店長美瑛春日記