夜
ふらりと外に。
誘われるようにふらりと。
そんなことが出来るのは、冬だからなのです。
少しあたたかくなってくると
夜の散歩が楽しくなります。
雪はぶどう色
遠くの雲の下は、隣の街の灯。
星がひとつ ふたつ
月明かりに雲の影が
雪原をゆっくりと流れています。
夜出歩いて、危険ではないのですかって?
冬はくまが冬眠しているので逆に安心(^-^)
最近は冬眠しない(できない?)くまもいるそうですが・
美瑛の丘のおもちゃ屋さん 店長美瑛冬日記
もう少しで
届きそうな気がする
そう思って枝を伸ばす。
そのまま
お日様は少しずつ近づいているよ
そのまま
そのまま
せっかくだから
僕はもうすこしここにいて
君がお日様を抱くのを
見ていくよ
美瑛の丘のおもちゃ屋さん 店長美瑛冬日記
月の冴えた午前4時
キタキツネのつがいが
とぼとぼと
一筋に歩く姿
『月の砂漠を はるばると
旅のらくだが 行きました
金と銀との くら置いて
二つならんで 行きました』
ふるい歌が心に浮かびます
後から歩いてくるのはメスでしょうか
その距離が、ちょっと切ない。
『ひろい砂漠を ひとすじに
二人はどこへ いくのでしょう
おぼろにけぶる 月の夜を
対のらくだは とぼとぼと
砂丘を越えて 行きました
だまって越えて 行きました』
やがて美しい月は霧に汚れ
2匹の姿は
何も見えなくなりました。。。
美瑛の丘のおもちゃ屋さん 店長美瑛冬日記