美瑛の丘の心象風景  おもちゃ屋さん日記

美瑛の丘の上にある 小さなおもちゃ屋さんからの物語

生涯忘れられないシュート

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中学最後のサッカー公式戦が終わりました。

夏休みに東京から帰省した息子は
「サッカーをやっている意味がわからない。今までも大して好きではなかったし、もうどうでもいい」
そんな投げやりなセリフをぶつけてきました。

そうだったのかな
いや、君は小学生の時から懸命にサッカーと向き合っていたよ。
小さな体にだぶだぶのユニフォームを来て
夜遅くまでボールを蹴っていたよ。
北海道に来てからも、仲間を励まし、励まされて
キャプテンをしていたじゃないか。
履きつぶしたシューズの数、無くしたボールの数
僕は知っている。
たくさんの人がそんな君を支えて来たはず
コーチも監督も友人も先生も
そして家族も。

今、壁にぶつかっているのはわかるし
無理に続ける必要もないと思う。
でも、いままで向き合って来たサッカーに
そして、いままで向き合って来た自分の心に
つばをかけなくてもいいじゃないか。

夏休みの最後
北海道から東京へ戻れば中学最後の合宿があり
最後の公式戦がある。
そこで今までの全てをぶつけて締めくくったらいい。
本当にしたかったサッカーをしたらいい。
次を考えるのは、その後だ。

そういって送り出し
息子は合宿へ帰って行きました。

公式戦初戦。

ギリギリの攻防の中前半を折り返し
後半は押され気味に。
そのなかで息子の放ったシュートをディフェンスがハンド
キャプテンがペナルティキックを決めて
勝利を掴みました!
 
 

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2回戦は強豪
前年度の準優勝の相手です。
チーム一丸となってぶつかりました。
前半に先取点を奪われるも
飲まれることなく終始落ち着いて
気迫が途切れることはありませんでした。
後半では更にみんなの気持ちが高まって
何度も攻め込むシーンが!
そして・・・
ゴールネットをゆらしたのです
チーム全員の思いが突き刺さったのです><

同点で試合終了。
PK戦の末敗れました。
息子もみんなも涙しました。

負けて泣ける試合ができたんだね
本当によかった
最後のシュート
きっと生涯忘れられないシュートになったことでしょう。

今後に関して
彼はどんな答えを出したのでしょうか。
楽しみです。
 
 

息子のサッカーを支えてくれた
全ての方に感謝しています。
当日応援に駆けつけてくださった父母の皆様
素晴らしい写真を提供してくださったお父様
先生、先輩、OB
ありがとうございました。
 
 
 
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