20年前に父と母が乗っていた自転車を磨いて
夕暮れの丘を妻とまわってきます。
自転車は、どこも痛んでいなくて
何もかも昔のまま。
あのころ、父も母も忙しくて
この自転車に乗る、ふたりの姿を見たことはありません。
たまに帰省した僕が乗りたいと言うと
しぶしぶ貸してくれました。
時は流れて
今はもう、ふたりとも天の人。
「こういうこと
したかったんだろうな
していたのかな。」
丘を見ながら思うけれど
それを知っているのは
久しぶりに風を切って嬉しそうな
2台の古い自転車だけ。。。
美瑛の丘のおもちゃ屋さん 店長日記