さっきまでの青空から
大粒の雨が降ってきました。
今日、愛車とお別れをしました。
長女が生まれた年に我が家へ来て
その長女が高校へ入学した年に去ってゆきます。
それだけ長い間一緒に過ごしたことになります。
思い入れのあるものとの別れは寂しいもの。
まして車は家族の思い出が詰まっています。
ずっと飾っておこうかとも思いましたが
どんどん朽ちてゆくのも不憫。
でも。。。
そんな僕の胸中を察してか
業者のお兄さんも神妙な表情。
「それでは・・・」
もう自分で走ることのできない体を
クレーンでずるずると荷台に引き上げられる姿。
まるで「ドナドナ」の歌のよう。
「たくさんの思い出をありがとう」
走り去るトラックに乗った愛車。
まっすぐな道を
小さくなって見えなくなるまで
僕は雨に打たれて見送っていました。。。
美瑛の丘のおもちゃ屋さん 店長日記