息子の背中を見ている
少し前まで、
半べそかきながら僕の後ろを歩いていた
息子の背中を見ている。
5年前、僕たちは住み慣れた町を離れて
雪国へと移り住んだ。
君は帰りたいと何度も泣いた。
いつしか君は沢山の友達にかこまれ
雪国の暮らしを楽しむようになった。
周りの自然の豊かさ美しさに感動し
そして、厳しさを家族と共に生きた。
5年の歳月が君の心の生地に織り込まれ
今、美しい彩を見せている。
息子の背中を見ている。
ここから6年
また新しい糸が君の心に織り込まれてゆくだろう。
それが美瑛で過ごした5年間と
いや、僕たちと過ごした12年間とどう溶け合っていくのか
今はそれを楽しみにしている。
おめでとう
今日は大きな分岐点。
美瑛の丘のおもちゃ屋さん 店長日記