今日は格別にさむいのにゃ
まるまって寝ていたら
いつにも増して、ご主人様はばたばたと出て行きます。
我輩も仕方なく起きだします。
「ん 窓が明るいにゃ」
外はなにやら白いものが
ふわりふわり降り積もっています。
「マーマレード、 ありゃなにかにゃ」
そばで丸くなっている
マーマレード色のねそべり猫の友達にたずねます。
「うるさいにゃ〜 食べ物に決まっているにゃ」
「にゃんと! それは信じられないにゃ〜」
「にゃにを言うのにゃ お祭りの時に、あれと同じものを
おいしそうに食べてたのを見なかったのかにゃ!」
「そういえば 見たにゃ」
「ハートがとろけるような 甘さだったにゃ〜」
「マーマレード、お主もらったのかにゃ!
我輩はおぼっちゃまに、すりよったのにもらえなかったにゃ〜〜〜」
「すりよる相手が間違っているのにゃ パパ様が一番だにゃ 」
「・・・」
「おいしそうだにゃ・・・」
「おいしそうだにゃ。。。」