美瑛の丘の心象風景  おもちゃ屋さん日記

美瑛の丘の上にある 小さなおもちゃ屋さんからの物語

森のお遊び会5月




     『種から パンまで』



     夏。丘が美しい緑の海になっていました。
    「あれは何かわかる?」
     子どもは首を横に振ります
    「あれは麦だよ、みんなの好きなパンになるんだよ」
    「へーー」
     目を丸くしている彼らを見て
     僕に「子どもたちと育てた麦でパンを作りたい」と夢が芽生えました。




     昨年、小さいながらも畑を作り
     子どもたちと麦を育て
     一緒にパンとして味わうことができました。



     今年もやろう!
     もっと沢山麦を収穫しよう!
     そんな子どもたちの夢があふれて
     更に畑を広げ、今年の麦蒔きが行われました。







     麦蒔きの説明の後
     丁寧に石やごみを取り除き
     きれいにならして穴をあけます。


     おおきくなれよ〜
     おいしくなってね
     それぞれ声をかけながら種を蒔きました。










     さらに「苺を育ててジャムを作る」夢を実現すべく
     昨年の苺の株分けをしました。
     なんと立派な苺畑ができましたよ!



     それから「冬の鳥やリスのえさを作りたい」との夢の発案から
     ひまわりの種も蒔きました。



     みんなの夢が次々とかなって
     豊かな時になりました。
     ボランティアスタッフの皆様ありがとうございました。
     そして種から肥料から耕運機まで、すべて提供してくださった麦農家のSさん
     心から感謝いたします。





     今は「つわものどもが夢の跡」
     いえ、「つわものどもの夢の種」
     どんどん芽生えて
     素敵な実をつけてくれるでしょう。






美瑛の丘のおもちゃ屋さん  店長子ども会日記