美瑛の丘の心象風景  おもちゃ屋さん日記

美瑛の丘の上にある 小さなおもちゃ屋さんからの物語

忘れられない味



       何十年ぶりでしょうか
       懐かしい横浜中華街へ行ってきました。



       何を隠そう僕は中学で親元を離れるまで
       横浜に住んでいました。
       中華街の雰囲気は、小学生の僕にとってはカンフー映画そのもの
       外国に行ったような気持ちになったものです。
       どこのお店でも「ここが一番旨い」と笑顔で薦める巨大な中華まん!
       甘い香りの焼き栗!
       それを歩きながらほおばって
       亡き父母と一緒に歩いたことが昨日の事のよう・・・



       子ども達も最初は戸惑っていましたが
       すぐに目を輝かせて
       あっちの店、コッチの店とひやかし
       その不思議な雰囲気を楽しんでいます。




       すると
       一緒に来てくれた義父さんが
       「陽一の快気祝いをしてあげよう」
       と憧れの中華料理店を予約してくださったのです!!



       二時間待ちではありましたが、
       ゆっくりと話しながら
       贅沢な時間を過ごさせていただきました。
       「本当に大事に至らなくてよかった」
       義父さんの気持ちが胸に沁みて
       僕にとって忘れられない味になりました・・・









       「面白かった〜 おいしかった〜」
       「また来たいな〜」
       息子も娘も中華街を大変気に入ったようです。


       僕も嬉しくて
       「そう?また連れてきてあげるよ!」
    

       「わ〜い またここで食べよう」
       「えっ 待て待て、この店はなしで・・・(皆笑)」 







美瑛の丘のおもちゃ屋さん  店長日記