美瑛の丘の心象風景  おもちゃ屋さん日記

美瑛の丘の上にある 小さなおもちゃ屋さんからの物語

『手ぶくろを買いに』  新美南吉


▲GXR Mount A12 + Ai-S Zoom - Nikkor 100-300mm f/5.6


      
       新美南吉さんの「手ぶくろを買いに」は大好きな作品です。
       「ごんぎつね」も有名ですね。
       色々な方が、このお話に絵をつけていますが       
       僕は黒井健さんの挿絵が一番おすすめです。
 
       


       美瑛の丘のおもちゃ屋さんの裏にやってくる
       キタキツネを見ていると、この本を思い出します。 
       上の写真、黒井さんの絵とそっくり!



       




       物語は、こぎつねのぼうやが手袋を買いに街へ行き
       人間のやさしさに触れるお話。


       ぼうやが初めて巣穴の外に出て、
       雪の白さに「母ちゃん、眼に何か刺さった、ぬいて頂戴」と
       母キツネに言うところなんて、
       ああ、本当にその通りだな、と感心します。


       物語後半で、うっかりこぎつねの正体がばれてしまってハラハラ!
       でも、キツネだと分かっていても
       小さな手袋を売ってくれるおじいさん。


       その優しさに、読み手もすっかりこぎつねになって、
       思わずほっとしてしまいます。
       あたたかいなぁ
       僕もそんなおじいさんになりたい。




       


       最近おもちゃ屋の裏にやってくるキツネは、こころなしか若いキツネ。
       毛がふかふかで、足がぴんとしています。
       どこかで母キツネがみているのかな。
       

       手に銀色の硬貨をひとつ持って
       おもちゃを買いに来るかも(^−^)



       


▲GXR Mount A12 + Ai Nikkor ED 180mm f/2.8S




       「とんとんとん」



       あれっ  おもちゃ屋さんの玄関を叩く小さな音




       もしかして・・・



       
       



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