美瑛の丘の心象風景  おもちゃ屋さん日記

美瑛の丘の上にある 小さなおもちゃ屋さんからの物語

おじいちゃんの いちばんきびしい ふゆ



男の人生にはこんなこともあるさ 特に北国の冬にはな



お父さんが、自分の子ども時代に過ごした北国の暮らしと
「じいさん」の生き様を息子に語るストーリー。




最悪の景気の中
一生懸命働いて家族を養う「じいさん」は
常に家族愛に満ちています。


「食っていくのがいちばん大事」
そんなセリフをさらりと言って
厳しい仕事も、辛い条件も前向きに受け止めます。




遠くの街で夜遅くまで働いて
いざ汽車に乗って帰ろうとすると、最終列車が行ってしまう・・・
家までは25キロ、今夜は特に寒い・・・


がっくりして、腹をたててしまいそうな状況なのに
じいさんは、ただパイプに火をつけ、
凍った湖を渡って帰ることにするのです。。。






凛としているような、
あっけらかんとしているような
この強さはなんなのだろう。



子ども達もこの本はなぜか大好きで
埼玉にいるときから何度もベットタイムに読みました。


今、この北海道に生活していて、なおのこと
北国の厳しさ、そこにあるちょっとした驚き
人のあたたかさ
そんなものを現実のこととして感じられます。


「男なら・・・」
再三出てくるじいさんのセリフ。
僕の胸に強く響きます。。。



店長北海道移住ブログ