美瑛の丘の心象風景  おもちゃ屋さん日記

美瑛の丘の上にある 小さなおもちゃ屋さんからの物語

小林崇さんから直伝、内容も夢も一杯でした!!!

北海道美瑛のフィールドに
大人も子どもも楽しめるツリーハウスを作る為
ツリーハウスビルダー養成の第2回目に参加してきました!



今回はあの小林崇さんから直伝のツリークライミングと
ツリーハウスの要であるGLボルトの打ち込みを学びました。



場所は大磯の駅から自動車で10分の小高い山
うっそうとした雑木林の中にある古民家を借りて
まるで学生時代の登山の合宿を思い出しました。




初日は小林さんからクライミングギアの説明
心構え、木に対するインパクト、安全管理をレクチャーされ
即実践!
大学生の女の子も初老のおじいさんも容赦なし!
木に登ってしまえばたった一人、自分の命は自分で守るしかありません。



高さ15mほどの木を選んで、いざクライミング!
狙った枝にロープをかけ、幹にボウラインという結びで固定、
グイっと力を入れると「ぐぐぐ」と上がってゆきます。



ぐいぐいぐい


どんどん視界が広がって・・・おおコレは枝にとまった鳥の視点
遠くに海が見えます。
しばし無言・・・



さあ降りよう、と降下装置にロープを通し
ゆっくりと力をかけると・・・ギッ・・・え!?降下装置が動かない



ロープの通し方が違う!
自分の体重がどこにかかっているのか
かかっているギアを解除してしまえばまっさかさま・・・


自分の体重を腕一本で支えながら
ギアを付け替えなくてはならない状況になったものの
何とか涼しい顔して降りてこれました。


「1m」の高さは「一命取る」なんだと教えられました。




2種類のクライミング方法をクリアーして
いろいろな木にクライミングが出来るようになり
今度はクライミングの状態で作業することを学びます。



樹に対して一番負担の少ない方法とされている
GLボルト工法を学びました。
一見樹に穴を開けてボルトを打ち込むこの方法は
乱暴でかわいそうに見えます。



しかし樹は表皮をなるべく傷つけないことが
一番負担が少ないとのこと。
一つのボルトにさまざまな工夫がなされていました。




次の日は樹木学を学びます。
ツリーハウスをかけるホストツリーの診断
植物の区分
樹木の名称と役割、樹齢、周辺環境など
みっちり樹木医の深澤師より内容の濃い座学に数時間があっという間。




興奮も冷めやらぬうちに
アーボリカルチャーを野口女史からこれまたみっちり・・・
実技より座学の時間が長いのは
小林師のツリーハウスに対する思いの深さを物語っています。



終了後は皆で夕飯を囲み
ツリーハウス談義、思いは老若男女問わず熱い熱い
夜通し語り合いました。




最後に実際にツリーハウスを架けるホストツリーを見学
大きなケヤキの樹
ここに小児ホスピスのためのツリーハウスを作る。
不治の病と戦う子ども達が
ここで海を見られれば・・・依頼主の思いに胸が熱くなりました。




次回はツリーハウスデザインと樹上の構造学
道は遠く・・・楽し・・・







出産祝いギフト玩具専門店にじのつみき店長日記